画文一致

絵を描いていると、描いているものの意味を、絵みずからが、おしえてくれます。

書いていると、書いているものの意味を、文のつらなりが、おしえてくれます。

表現する先へのつながりというか、物事のからくりというか、

そうか、そういうことだったのね、と気づかされて、導かれながら記していくのです。

この感覚について、絵と文は両者とも、似ています。

だから、書かずにはいられなくなりますし、描かずにはいられなくなります。

わたしが文を書き、絵を描く理由は、ここにあります。

絵を描くときは描くし、文を書くときは書く。

両方一緒に描いて書いて、という器用さは別として、

画文一致の日は近いです。



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